おいしい学校は、多様な視点から食文化をたのしむ学びの場です。
自然、文化、歴史、人の営みなど
ひと皿の料理はさまざまな世界とのつながりから生まれています。
食のよろこびを起点に感性と知性のアンテナを磨き、つながりの糸をたぐる。
その興味はやがて、他者や社会へとつながり、世界に広がっていく。
おいしいは全世界への旅のはじまり。
おいしいという幸せを真ん中に多くの出会いや実験が生まれ
今を生きる新たな視点がみつかる場。
それが「おいしい学校」です。
おいしい学校は、多様な視点から食文化をたのしむ学びの場です。
自然、文化、歴史、人の営みなど
ひと皿の料理はさまざまな世界とのつながりから生まれています。
食のよろこびを起点に感性と知性のアンテナを磨き、つながりの糸をたぐる。
その興味はやがて、他者や社会へとつながり、世界に広がっていく。
おいしいは全世界への旅のはじまり。
おいしいという幸せを真ん中に多くの出会いや実験が生まれ、今を生きる新たな視点がみつかる場。
それが「おいしい学校」です。
Class
講義
食のたのしさを多様な視点から学ぶ講義。講師や参加者とともに、実体験やフィールドワークを通じて興味あるテーマを探求します。
食のたのしさを多様な視点から学ぶ講義。講師や参加者とともに、実体験やフィールドワークを通じて興味あるテーマを探求します。
[第1回] 源流の冷たい水は、海からやってきた
7月30日(火) 檜原村
たとえば、山で生まれた一滴の水は、 海へと至るその旅で何を育むのでしょうか? 山から海のことを考える「おいしい流域」全6回の第1回目は水の路(みち)が始まる山からスタートします。東京都唯一の“村”でもある檜原村が位置するのは多摩川水系の上流部。ここを拠点に観光分野で活動する「東京裏山ベース」のジンケンさんと、“遡上”を意味する「アナドロマス」の清田直博さんをナビゲーターにお招きし、川辺を歩き、湧水を汲み、水との暮らしを体験します。 *全6回シリーズですが、どの回も単発で参加できます。
[第2回] あゆが減って、ふたたび増えたわけ
8月6日(火)奥多摩
あゆは海と川を行き来する魚の象徴的なイメージではないでしょうか。夏になるとあゆは遡上し、川で藻を食べて成長して産卵します。その稚魚がまた海に戻っていきます。水、そして藻をはじめとした周辺環境に異変が起きるとこのあゆの生活サイクルが回らなくなってしまいます。天然あゆが減ったと言われるのはそこに要因があります。では具体的にどのような理由なのでしょう。また、天然と放流の違いはどんなことでしょう。東京サクラマスプロジェクトを立ち上げ活動している菅原和利さんをナビゲーターに、あゆをきっかけに川と海の生態循環を学びます。
宮川式味育学:北海道の大自然が生み出す食材を巡る旅(1泊2日)【第4回】
8月3日(土)〜8月4日(日)
宮川式味育学、初めてのフィールドワークツアー。北海道浦幌町に訪問し、広大な土地で食糧生産に関わる生産者の皆様との交流や体験、参加者全員で調理をする工程などを通し、日々の食卓に料理が並ぶ過程について想像を巡らせます。
レッド・データ・フード:消えゆく食文化と向き合うために
各地の伝統的な食文化が絶滅しつつあります。それらを継承するために必要な要件や、消えゆく食文化と対峙する際に求められる知的態度とは何か? 青森県津軽地方の伝承料理を保存する「津軽あかつきの会」から成功事例を学ぶと同時に、食文化の継承に取り組む地域のサポートを通じて、食文化を継承する意味を問います。
[第3回] のりと、トイレの、密接な関係
9月14日(土)大森
のりが成長するためには、太陽の光と、山から川を伝って流れてくるミネラルなどの養分が必要です。今回の舞台である東京都大田区の大森エリアは、かつてのりの名産地でした。しかし戦後、流域の宅地化や工業化によってのりの養殖がむずかしくなってしまいました。第4回に続き、江戸料理研究家のうすいはなこさんをナビゲートに、のり養殖が今や風前の灯火になってしまった背景にフォーカスを当てながら、海にとっての山の恵みの大切さを体験してみましょう。
[第4回] わさびを育むたくさんの小さな源流
9月28日(土)調布市深大寺
湧き水が豊富な場所は、わさびの栽培が盛んでした。今でもその原風景が残っている神代農園に訪問し、わさびとそれが必要とされていた食文化や地域の暮らしについて学び、体感します。子供はわさびは嫌いかもしれませんが、山から川、そして地表に湧き出るお水の恩恵を少しでも感じられることでしょう。 文脈デザインについて研究している玉利さんのナビゲーターで湧水と生活との関係について探っていきます。
[第5回] なまずが教えてくれる多摩川の今
食料の輸送や保存の技術が発達していなかった時代、海からそう遠くはない内陸部であっても淡水魚が貴重なタンパク源でした。たとえばなまずです。江戸時代には、なまずは重要な食べもので、多摩川流域でもたくさん獲れていたといわれています。さて、当時は暮らしの中でどのくらいなまずが重要だったのでしょうか? そして人々はなまずをどのような料理で食べていたのでしょうか? 江戸料理研究家のうすいはなこさんをナビゲーターに当時の暮らしに思いを馳せてみましょう。
[第6回] すずきさんは海と川のあいだで暮らす
10月20日(日)船橋
「おいしい流域」の最終回では東京湾で暮らす「すずき」という魚について学びます。延々と旅を続けてきた川の淡水と、それを待ち受ける海の海水とが混じり合う水域(これを汽水域と呼びます)が、すずきの生活の場です。そう、すずきは淡水と海水の両方を必要とする生き物なのです。東京湾の多摩川河口付近でもすずき漁が行われています。ナビゲーターは「おさかな小学校」校長の鈴木允さんとすずきの漁師大野和彦さん。すずきという魚を入口にして、川と海の関係性について調べてみましょう。
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運営元の一般社団法人おいしい未来研究所は、食から未来を創造するTHINK DO TANKです。日本が積み重ねてきた「おいしい」という文化的価値を多様な視点から探究し、食から未来を創造するための戦略を社会全体に提示・実践しています。